リアル書店は今も間違いなく重要な役割を果たしている

現在の書店業界の窮状は、インターネットの普及により、読書人口が少なくなったことがまず第一に挙げられる。
だがそれだけではなく、今も変わらず本を読む人も、便利な電子書籍やオンライン書店ばかりを利用し、書店の実店舗からは足が遠のいているのだ。

店の入り口に利用方法の説明がある
店の入り口に利用方法の説明がある

だが書店の実店舗は、今も間違いなく重要な役割を果たしているはず。
紙の本が持つ手触りや香りを楽しみつつ、本選びを楽しみたいという需要は、根強く存在しているからだ。

photo AC
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「検索」によって目的意識を持って本を見つけ出すネット書店ではなく、出会い頭のような本との偶然の出会いがもたらす特別な喜びを求めたいと考える人も多い。
ネット書店と電子書籍さえあればいいじゃないかという話ではなく、実店舗の書店が新しい提案さえすれば、歓迎してくれる人が一定数いることは間違いないのだ。