「投稿で服装による偏見を持つ人が多いと知ることができた」

「この服でも私は電車に乗るタイプです」

ことの発端となったのは8月12日、藤川らるむさんがX(旧Twitter)に上記のコメントとともに投稿した、胸の谷間が強調されたワンピース姿の彼女本人の画像。
この投稿はたくさんの賞賛コメントがつく一方で、「節度が大事」「痴漢されても文句は言えない」と否定的なコメントも多く、炎上状態に。

同月14日、韓国の女性アーティストDJ SODAが音楽フェスのパフォーマンス中に観客に体を触られたことをSNSで告白して国際的な騒動に。
すると、らるむさんも「(日本が)痴漢大国ってこと、そろそろ自覚した方がいいです。 iPhoneのシャッター音が必ず鳴るのは日本だけですよ。なぜか分かりますか? そんなことが起きてるのめちゃくちゃダサいと思いませんか?笑」とXで反応。

いつしか世間は「露出度の高い服は危険」「どんな服を着ようが女性の自由」という意見に分かれて論争が勃発。そのさなかで、「普通に犯罪者が10000万%悪いし 私が犯罪者のために好きな服着る気持ち制限するの、なぁぜなぁぜ?」などと、らるむさんは女性の服装の自由を正面きって主張している。

この過熱の一途をたどる議論の渦中で、彼女が声を上げ続ける理由とはなんなのか。
直撃インタビューを行った。

「派手な服装はむしろ痴漢被害にあいにくいんです!」“股下83センチ”で話題の藤川らるむが、露出度の高い服を着る女性の“自己責任論”に真っ向から反論_1
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――そもそも8月12日になぜ露出度の高い服装で電車に乗る写真を投稿しようと?

藤川らるむ(以下、同) 以前から露出度の高い服を着た写真をSNSに投稿すると、注意するようなコメントを書かれることがありました。でも、着てる側にも非があるという考えにはずっと納得してなかったんです。
そのときの服装も投稿したらまたいろいろ言われるはずだから、反論してみようという気持ちで。
それが予想以上の反響となって、驚きましたね。

それと同時に、露出度の高い服装は性被害をまねくと思っている人が多いことに気づけました。