北村比左嘉容疑者
北村比左嘉容疑者
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昨年11月に都教育委員会に、北村容疑者からわいせつ行為を受けたとする相談が寄せられ、勤務先を管轄する練馬区教委が被害者から聞き取り調査を重ねた末、今年7月に練馬署に情報提供していた。警視庁は9月10日に校長室や自宅を家宅捜索。校長室で押収したビデオカメラには別の少女を映したわいせつ動画も見つかっており、被害者は複数に及ぶとみられる。

現職校長逮捕を受け、同区教委は翌11日夜に記者会見を開き、北村容疑者が2019年4月から同校校長を務めていたことを明らかにしたが、それ以前の勤務歴については子供たちへの配慮からと明言を避けた。

会見をおこなう教育委員会(撮影/集英社オンライン)
会見をおこなう教育委員会(撮影/集英社オンライン)

北村容疑者は主幹教諭時代、職業を紹介する専門誌のインタビュー記事に登場しており、この際の経歴は1967年生まれ。東京都立西高校、東京学芸大学教育学部A類理科卒。初任校は文京区内の中学校で、98年より練馬区内の中学校で進路指導主任をつとめた。インタビュー内で教師としてのモットーを問われると「中学校は学問を学ぶための土台を作る場です。生徒たちには新しいことをいっぱい吸収してほしいです」と答え、理科教師としての意気込みを語っている。また、東京都中学校理科教育研究会の名簿などによると、2016年からは練馬区内の中学校で副校長を務めていた。