「35、6センチ、髪の毛を切りました。気が付いていただけましたか?」

ご一家そろっての外出時、話題になるのはご家族の仲がいいことを象徴するようなリンクコーディネートだ。たいてい、雅子さまと愛子さまがお召し物の色を合わされて、陛下がそれと同色のネクタイをつけられるのがご一家の定番スタイルだった。

ところが今回の那須では、陛下は水色のシャツ、皇后さまはネイビーのジャケット、愛子さまは前述したグリーンのワンピースで、リンクコーディネートではなかった。しかし、不思議なことに自然とご家族のまとまりが感じられるのだ。

「お召し物の色をリンクさせなくても自然とご家族仲のよさがにじみ出てくるんだと思います。つまり、わざとらしい作り物感がないのです。皇后さまは即位のパレードのとき、国民からの祝福に感極まって涙を流されました。皇太子妃時代、ご活動が少ないことに関して、批判的な声があったから感激はひとしおだったでしょう。

天皇皇后両陛下のインドネシア訪問の際も皇后さまは無理せず、ホテルで休養を取られ、陛下おひとりで訪問されるところもあるなど、ありのままでご活躍されています。愛子さまはそんな皇后さまをご覧になって、ご自身も“自然体でいいんだ”と思われているのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

2022年12月3日、学習院大学に向かわれた愛子さま(読者提供)
2022年12月3日、学習院大学に向かわれた愛子さま(読者提供)
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愛子さまは那須御用邸で、取材の記者たちに「35、6センチ、髪の毛を切りました。気が付いていただけましたか?」と茶目っ気たっぷりに話されたという。

猛勉の愛子さま、エレガントでお茶目な愛子さま、どちらも自然体の愛子さまなのだろう。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班