お母さんもまじってサッカーやボール遊びをしていました
現場は茨城県庁の南西約2キロに位置する住宅街の一角。今年初めごろまでは、一家は父親とみられる男性も同居する4人家族だったようだ。近所の住人はこう振り返る。
「事件のあったアパートで、あのご一家を見かけるようになったのは3、4年くらい前のことです。よくアパートの駐車場で子供たちを遊ばせていて、お母さんもまじってサッカーやボール遊びをしていました。今年の1月までは旦那さんと思われる男性も一緒に住んでいたと思います。服装などからサラリーマンというより、自営のお仕事をされているような雰囲気に見えましたが、優しそうな方でした。しかし、2月ごろからその男性を見なくなり、2台停まっていた車も1台になりました」
それでも、5月に継真君の通う小学校で運動会があった日は、久しぶりにもう1台の車もアパートの駐車場に停まっていたという。住人が続ける。
「お父さんが運動会を見に来られたのかなと思いました。完全に別居されたわけじゃなかったのかなと安心したのですが、それ以降は車もその男性も見かけることはありませんでした」
アパートの2階に住んでいた母子3人家族は、怒鳴り声やしっ責の声が鳴り響くようなことはなかったが、母親は少し地声が大きいようだった。
「言い争いみたいな声はまったくなかったんですが、『アハハー』と大声で笑ったり、お母さんが電話か何かで話す声が外まで響くことはありました。かなり大きな声ですよ。そのせいもあって、ちょっときつい方なのかなという印象はありましたが、お子さんたちのことは本当に可愛がってましたよ。お母さんはスラっとしたスタイルのいいかたですが、髪型も服装も決して派手な感じではありません」