近所でも有名な美男美女
種雄さんの遺族や「週刊文春」によると、種雄さんは2006年4月10日午前4時前、東京都文京区の自宅の居間で倒れているのが見つかった。ナイフを頭上から喉元に向かって刺したとみられ、死因は失血死。体内からは、致死量の覚せい剤が検出されたという。
近隣の50代男性は、生前の種雄さんとX子さんの生活ぶりをこう語る。
「近所でも有名なくらい、容姿の整った夫婦でしたよ。旦那さんは顔がいいのはもちろん、ちょっと長髪で身長が高くて、ガタイもよかったですね。奥さんも美人系で、当時流行のファッションをよくしていて、スタイルもよかったです。ただ、あまり仲はよくなかったんだと思います。旦那さんが亡くなる前は、夜になると、ふたりが怒鳴り声でケンカしてるのが聞こえてくるんです。一度や二度なら気にしなかったでしょうけど、2005〜06年には頻発していたんですよ。そんななかで旦那さんが亡くなったんです」
現場の近くに住む60代女性も、種雄さんの遺体が見つかった当時のことを「真夜中にドタバタという足音と、バタンという車のドアを閉める音がたくさんしたから、起きてしまったんです。おそるおそる外を見ると警察がたくさんいて、規制線を張り始めていました。ただ、その後に聞き込みもなく、数日で規制線もはずれたので、自殺だったんだろうと思っていました」と振り返る。
種雄さんの死後、この女性はX子さんのこんな様子を目撃した。
「種雄さんが亡くなって1週間後くらいに、X子さんがたくさんの家具をゴミ置き場に捨てていて、まもなく引っ越してしまいました。それ以降、見かけたことはないですね……」