一度見ていただければ彼女の成長がわかると思います。
黒いキャップを目深にかぶりオーバーサイズのTシャツにスポーツタイツという出で立ちのゆきぽよは自宅マンションを出るとジョギングを始めた。
汗ばむような陽気の中、テンポよく走るゆきぽよの後を集英社オンライン取材班が追う。信号待ちのあいだも足を止めずに、およそ40分間、しっかりジョギングを行うと自宅マンションへと帰っていった。
すっぴんのためか街行く人がゆきぽよに気付くことはなかったが、はっきりした顔立ちとスタイルの良さから生まれるオーラは健在である。実はこの張り込み、ゆきぽよの所属する事務所のマネージャーと記者との雑談が発端だった。
「ありのまま偽らないのが彼女の良さなのですが、騒動以降、やっぱりギャルってイメージ通りだよなってマイナス面ばかりが目立っている状況でした。本人は相変わらずギャルマインドですが、仕事を最優先に頑張っています。一度見ていけただければ彼女の成長がわかると思います」
それなら納得の行くまでハリコミをさせてもらおう、ということで事務所に許可をとり今回のハリコミが始まったのだ。
ここでは、ハリコミのレポートの前にまず、ゆきぽよの近況に触れておく。テレビ局関係者が語る。
「常識のないギャルだけどいい子だよねってもともと現場のスタッフにはウケが良かった。ギャルをやってたらそのまま売れちゃったもんだから、常識とか礼儀とかを教わらずそのまま芸能界入りした、そんな子でしたね。騒動以降に現場復帰してからは事務所の人に『挨拶をする時は帽子をとりなさい』とか最初は注意されてた。素直な子だから『はい』って言って帽子をとって挨拶しなおしていた。世間でのイメージは相変わらず悪いけど、現場では社会性も備えてきて前より好かれてるよ」
また、別の業界関係者によると騒動以降、ゆきぽよは着実に活動の幅を広げていっているという。
「もともとゆきぽよはバラエティをメインに活躍していて、絶頂期は1日に何本も仕事をこなしていた売れっ子でした。他にもモデル業などもやっていましたが、騒動後はそれらの仕事は全部飛んでゼロになってしまった。猛省して、そこから這い上がり、じょじょに仕事が増えてきて、最近は女優業にも力を入れ映画にも出るようです。
また、以前は『歴代彼氏が前科者ばかり』だと語ってしまう、あけっぴろげなところが売りでしたが、最近は『私が喋ったことで誰かを傷つけてしまわないか』とちょっと萎縮しちゃってます。結果的に今までのギャルキャラを弱めることになっていますが(笑)」