南国リゾートホテルで囲碁大会開催も
川上 囲碁はすごくおもしろいけど、まったく知らない人に教えようとすると、そのハードルの高さにちょっとたじろいじゃいますよね。
藤澤 囲碁をされる経営者の方も昔は多かったですが。
川上 昔は社交だったわけですよ。碁をやっていないとそもそも人付き合いができなかったような。ゴルフにはまだそれが残っていると思うのですが、僕らの世代で碁をやる経営者はもう数えるほどですよ。社交的要素が今はだいぶ薄くなっているんだなと感じます。
以前、藤澤先生ら囲碁仲間を集めて南の島のリゾートホテルに行って、囲碁大会を開催したこともありましたね。
誰も海に行かないで、夜中の2、3時までずっと部屋で碁を打って、それじゃ意味がないっていって、プールサイドで碁を打ったりとか。
上野 えー、なんだか楽しそうですね!
藤澤 もう10年くらい前ですかね。
川上 もう子供もいるし、コロナで別荘での碁会もなくなっちゃいましたが。
上野 お子さんは囲碁をやっているんですか。
川上 はい、今8歳なんですけれど、藤澤先生に子供の友達と一緒に教えていただいてます。
でもやっぱり今の子って、YouTubeやゲームの『スプラトゥーン』といったものが遊びのメインで。時間のかかる囲碁に夢中になるのはけっこう難しいですね。
上野 親子でのペア碁も楽しそうじゃないですか。
川上 囲碁で一番いいのは集中力が身につくこと。子どももそうですけど、今の僕も集中力がないんで身につけたいです。
上野 次回の川上さんとの対局は、置石(ハンディ)なしでもやってみたいです。
藤澤 僕と打つときには、置石を少なくしてコミ(ハンディ)にして打っています。
上野 また対局ができることを楽しみにしています。本日はありがとうございました。
取材・文/内藤由起子
集英社オンライン編集部ニュース班