結婚するなら養いたい
そもそも私は中学生の頃から”玉の輿”という言葉が大嫌いです。男性と女性に収入格差があることが前提のワードだし、女性が自分で稼ぐことが選択肢にない、前時代的な言葉だと感じます。
将来の不安を男性に解消してもらおう、人に幸せにしてもらおうとする考え方は自分には合いません。男性に頼る人生を送りたくない、なんなら養いたいくらいなのです。誰かに自分の人生を委ねる生き方はしたくない。
それでも人間ですから、心が弱ってしまうことは多々あります。そんな時に友人たちを思うことで、「踏ん張れ! もっと強くなれる!」と間接的に勇気をもらえるのです。
友達が少ないということは私にとって全く悲しいことではないし、カタツムリ化を進めている要因でもありません。
むしろ本当に信頼できるからこそ、彼女たちがいるから、私が殻から出られるように強くなれるのです。そのままでいいんだと背中を押してくれる大事な存在です。
友達が少ないから不幸ではない、私には3人も友人がいます。
最近できないことばかりが目について自信を失いかけていましたが、これを書いて「私は最強! 無敵!」という気持ちを取り戻せた気がします。心から信頼できる友人を思い浮かべながら、時には無条件に自分を信じてあげることも必要なのかもしれませんね。
何かに悩んだりモヤモヤしたりしながら懸命に生きているみなさんに「心から理解してくれてる人がいれば、周りからどう思われようが関係ない、どんなこともできる! あなたも、私もみんな最強!」と伝えたい。
少しでもそんな気持ちを届けられたら嬉しいです。
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文/渡邊渚 写真/峠雄三 スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/久保フユミ
眼鏡/sost.(kearny)