競合アプリと比べたときの魅力

Apple Storeでは、スピーク以外にも英語習得アプリが多くリリースされています。「教育」カテゴリのランキングに名を連ねる人気アプリとしては、「Duolingo」「mikan」「ELSA Speak English」など。これらはスピークとは用途が異なるので、うまく棲み分けができそうです。

たとえば、あくまで筆者の主観的な評価ではありますが、「Duolingo」は超基礎の単語学習に向いています。また「英語話者向け」からはスペイン語やドイツ語などの学習もできるため、まったく知らない言語の超基礎の単語を勉強するにはとても有用です。

また「mikan」は、TOEICや英検などの対策を踏まえて、単語学習や、リーディング、リスニングの対策などが行えます。「ELSA Speak English」は、アメリカ英語の発音に特化したアプリです。

少し競合になりそうなのが、「AI英会話スピークバディ」ですが、こちらはアプリ名にAIを冠してはいるものの、GPT-4などを使った対話トレーニングなどはなく、基本的にシーンごとのフレーズを読み上げていきます。その点で、スピークとはややアプローチが異なりそうです。

「とりあえずAIを使ってみた」というサービスではない! “AI講師”との対話で英会話が身につく。最新「GPT-4」採用のAI英会話アプリ「スピーク」がすごい!_5
SpeakのAI講師機能では、表示されたフレーズを読むのではなく、自由に会話を繰り広げていく。何を話せばいいか、自分の引き出しから考えることができ、その後の会話の展開についても自由度高く練習できる