第2位:はまち
鮮度の良さでは、くら寿司の寿司ネタの中で1、2位を争うほどだという。
前日に水揚げされたはまちを、皮引きから丁寧に店舗で行い、ひとつずつ切っていく。
そのため、鮮度の高い状態で提供することが可能になっているそうだ。
「提供する直前で皮を剥ぐ方が、魚の鮮度が落ちないため、はまちに関してはこのような段取りを行っています。とりわけ関西のお客様から人気を得ており、上位にランクインしました」
第1位:極み熟成 まぐろ
栄えあるNo.1に輝いたのは「極み熟成 まぐろ」。
2013年に熟成マグロを導入し、そこから熟成具合を研究して旨味や見た目、香りのバランスを追求してきた寿司ネタになっているそうで、2019年から発売している。
「マグロはじっくり寝かせれば寝かせるほど、旨味成分も高くなりますが、そのぶん見た目が悪くなってしまいます。熟成させる時間を研究し、絶妙な鮮度と味を実現したのが極み熟成マグロです。ちなみに自社のセントラルキッチンでは、店舗にちょうど“食べごろ”が届くように計算された門外不出の製造工程があり、そこではスタッフが本場の寿司職人よりもたくさんのマグロを切っているんですよ」
そのほか、ランキング外の寿司ネタの中でおすすめなのが「いかおくら」(軍艦)。低カロリーで、女性でも食べやすいのが好評だという。
また、「肉厚とろ〆さば」も評判がよく、「シャリとネタの間にガリを挟んで食べると美味しく味わえる」とのこと。
さらに、あまり知られたくない“イチオシ”の寿司ネタがあり、特別に岡本さんから教えてもらった。
「先ほどの『極み熟成 マグロ』でも、マグロへのこだわりを説明しましたが、同じ値段で提供される『極み熟成 漬けまぐろ』も、シャリとネタに合う漬けダレにかなりこだわっていておすすめなんですよ。お値打ち以上だと思うので、できたら内緒にしてほしかったんですが…」
今回、くら寿司の人気寿司ネタTOP5にランクインしたものは、店舗へ行った際にどれかひとつでも手に取った経験のある人も多いのではないだろうか。
まだ食べたことのない寿司ネタや、広報直伝のイチオシの寿司ネタを味わってみてほしい。
※記事内の商品は一部店舗では価格が異なります。
取材・文/古田島大介