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現在は英会話教室の先生

令和の“朝の顔”といえば、羽鳥慎一や安住紳一郎などが挙げられるが、昭和末期から平成初期にかけての朝の顔としてお茶の間に愛されたのがウィッキーさん。日本テレビ系で放送されていた朝の情報番組『ズームイン!!朝!』(~2001年)で、街頭の一般人に英語で話しかける名物中継コーナー「ウィッキーさんのワンポイント英会話」を、1979年の番組開始当初から15年もの長期にわたって担当。当時は「ウィッキーさんと英会話してて遅れた」と遅刻の言い訳に使われるほど、おなじみのコーナーだった。

そんなかつての人気者の現在の様子をお届けするとともに、当時の思い出話を語ってもらった。

――ウィッキーさん、今日も英会話教室だったんですね!

ウィッキーさん(以下、同) そうなんですよ。今も都内と都内近郊の複数のカルチャースクールの英会話教室で週に7回ほど教えています。
生徒は何人か数えきれないけど8割以上が年齢層高めの女性ですね。
あとは私のワイフのつながりで紹介してもらった東郷記念館で行われる結婚式の司会を100回以上はやりました。今もなんだかんだ、忙しくやらせていただいてます。

かつての“朝の顔”ウィッキーさんは今?。白人女性起用のはずの『ズームイン!!朝!』に抜擢された衝撃のテスト撮影ハプニング「おばちゃんに“tax”を聞き間違えられ…」_1
現在のウィッキーさん
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――『ズームイン‼︎朝!』の「ワンポイント英会話」は、月から金まで毎朝7時台に3分間の中継レポート。当時もとても忙しい日々だったかと思います。

番組では北は稚内から南は沖縄まで日本人以上に日本全国を回らせていただいて、あらゆる街で「グッドモーニング!」と声をかけてました。
6人に1人が立ち止まってくれればいいほうだったけど、毎朝「今日はどんな人に出会えるだろうか」とワクワクしながらロケに向かってましたよ。
そして番組に出ながら英会話教室や大学の講師をしていたときもありました。忙しかったけど充実した日々でした。