「お酒のせいかな、さっき出会ったばかりなのに…」初対面なのに昔から知っていたような不思議な感覚だと彼から言われて…(2)

シングルマザーのサチが仕事関係のパーティーで出会ったのは、同じくバツイチで娘がいるという2歳年下の男性でした。彼との会話はとても盛り上がり、さっき出会ったばかりなのに、不思議な親近感を抱きます。
彼はサチにこう言います。

「お酒のせいかな。なんだか変な感じ。昔からあなたのこと知ってたみたいな、不思議な感覚。初対面でこんなに楽しいこと、あまりなくて」

自分とまったく同じことを考えていた男の人。
彼との短い会話のあと、サチはさらに特別な感情を抱きます。

「何年ぶりだろう、男の人の手に触れたいと思ったの」

20代だったら間違いなく恋に落ちていたはず。サチは「40過ぎの色ボケババアと思われたくない」と自制しますが、そんな時、彼の私用メールアドレスからお礼のメールが届きます。

眼の前の世界がそれまでとはまったく違って見えるという経験をしたことはあるでしょうか? サチの気分はまさにそれでした。同僚の嫌味も嫌味に聞こえず、平凡な夜空さえ美しく思える。

42歳のシングルマザーが恋に落ちた瞬間でした。

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「お酒のせいかな、さっき出会ったばかりなのに…」初対面なのに昔から知っていたような不思議な感覚だと彼から言われて…(2)_1
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『わたしが誰だかわかりましたか?』(KADOKAWA)
やまもとりえ
「お酒のせいかな、さっき出会ったばかりなのに…」初対面なのに昔から知っていたような不思議な感覚だと彼から言われて…(2)_2
2023年2月16日
1188円(税込)
単行本‎ 192ページ
ISBN:978-4046821805
バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?
40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。
他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。
全ページフルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。
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