「王子」と呼ばれていた夫になぜ結婚したか聞いてみた
――じゃあ、実際は夫婦仲はいいんですね。お二人の馴れ初めを教えてください。
光上 SDNをやめた後に、同じグループの友達が「今日美味しい焼肉を食べる会があるよ」ってことで行ったら、その中に彼がいたって感じです。
夫 仕事仲間の飲み会で、当時はそういった感じの飲み会が週3日ぐらいあったんですよ
光上 でも私はそういう集まりだって知らなくて。「とりあえず無料で焼肉食べれるならラッキー』ぐらいの感じで行きました。彼はなぜか、みんなに「王子」って呼ばれていたんですが、見た目も全然王子風じゃないんですよ。「なんで王子なの?」っていう疑問しか残ってないですね(笑)。
夫 でも、僕は彼女を可愛いなと思いましたよ。ただ、初対面の時、すごい負のオーラを背負ってる感じがしたんですよ。どよーんとした感じで疲れてて、大変なことでもあったのかな……とは少し思ったけど。
光上 恋愛で病んでたんです。そういうのもあって、すぐには交際に発展しなくて。しばらくは友達関係で、最初に会ってから3年後くらいに付き合い始めました。
夫 付き合い始めてからは、自分の意志をすごくしっかり持っている女性だなって感じましたね。いい意味で強さがあって、そういうところに惹かれた部分もあります。
――どんなことで夫婦ゲンカになるんですか?
光上 基本は、私がイライラしている時だよね(笑)。
夫 そう。僕がサンドバッグになれる時もあるんだけど、なり切れないときはケンカに発展しちゃう。
光上 これはどの家庭でもそうかもしれないけれど、子どもがいるとどうしても時間的にも精神的にも余裕がなくなるんですよね。それで、お互いにいっぱいいっぱいになってケンカになることが多い。
子育ての方針をめぐってケンカになることもありますよ。
子どもって好奇心が旺盛だから、なんでもやってみたがるんですよね。たとえば、卵を割ったり、壁に落書きしたりするのも、私は全然気にしないです。なんでも触らせることが経験かなと思って。
でも、彼は怒ることもあるので、そこでぶつかったりもしますね。
あと、夫には、起きたばかりの時、息がクサイので子どもの顔に近寄ってほしくないんですよ。
だって、子どもってまだクサイとか言えないから、かわいそうじゃないですか。
――そこは反論しないんですか?
夫 まあ、いろんな価値観がありますから……
光上 それに、彼はジャンクフードをよく食べてるんですよ。子どもに食べさせるものにはこだわりたいから、「子どもたちには絶対与えないでね。隠れて食べてね」ってお願いしてます。
夫 だから夜、子どもたちが寝たあとに、一人でこっそり食べてます。