防犯グッズは使い方が重要!

──ひとり暮らしの多い場所や引っ越して間もない場合など、近所付き合いが難しい場合もあると思うのですが、そんな時はどうすればよいですか?

防犯生活をした上での話ですが、防犯カメラを設置しましょう。その地域の人の目の代わりになるのが防犯カメラです。犯罪者は捕まりたくないっていうのが、一番最初に来るわけです。だから、カメラに映り、自分の顔を覚えられるのが嫌なわけですから、抑止効果になります。

その一方で、ダミーカメラはあまり抑止効果はないです。最近は精巧な作りになっていて、はっきりと本物との見分けがつきませんが、ダミー1台つけても、防犯対策をしていない箇所が目立ってしまい、犯罪者にはバレてしまいます。
防犯はあくまでも総合的でなければなりません。また、ダミーカメラばっかりもなしでしょう。たくさんある本物の防犯カメラの中の1台に混ぜるのは意味があるかもしれませんが……。


──防犯ステッカーは安価で、貼るだけなので手軽ですが、いかがですか?

防犯ステッカーだけだと、やはり、いろんな角度から見て、防犯対策が施されていないことが、目で見てわかってしまうので。そこに住んでいる方たちの気休めレベルにしかならないと思います。

「防犯ステッカーは気休め」「ダミーカメラは見破られている」…日本防犯学校のプロが教える、本気の空き巣・強盗対策_2

──防犯ライトとか、防犯砂利とか、カメラのほかに有効なものありますか?

もちろんありますが、防犯グッズ単体でどうとかではなく、使い方が重要なんです。ただ設置すればいいというものではないんです。

今回の一連の強盗団のターゲットは、戸建て住宅が多いわけですが、その家が高いブロック塀や生垣で囲まれていて、住宅の敷地の中が見えにくい状態になっていたりすると、それが逆に犯罪者にとって、都合のいい環境になるんです。通りからまったく見えないわけですから。そういった見えにくい環境を犯罪者は見ています。

そこで敷地に、大きな音の出る防犯砂利をたっぷり敷いておくわけです。窓の下、勝手口の周りなど。そうすることで防犯グッズが活かされるわけです。ただやみくもに砂利を敷いても意味がありません。
また、音がよく出るように、砂利の下には防草シートをしきつめ、土の中に砂利が埋もれないようにするのがいいでしょう。また、センサーライトも設置して、敷地の明るさを補強してください。

「防犯ステッカーは気休め」「ダミーカメラは見破られている」…日本防犯学校のプロが教える、本気の空き巣・強盗対策_3
防犯アナリストの桜井礼子さん