1937年12月23日、東京神田生まれ。1961年、東京大学文学部フランス文学科卒業。1968年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学(1964年〜67年にパリ留学、エコル・ノルマル・シュペリウールに在籍)。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。専門はフランス文学。
主な著書に『プルースト・印象と隠喩』(筑摩書房、1982年)、『プルースト・夢の方法』(筑摩書房、1997年)、『モンテーニュ私記 よく生き、よく死ぬために』(筑摩書房、2003年)、『ヴォルテールの世紀 精神の自由への軌跡』(岩波書店、2009年)、『プルースト 読書の喜び 私の好きな名場面』(筑摩書房、2010年)、『恋文 パリの名花レスピナス嬢悲話』(筑摩書房、2014年)、『モンテーニュの書斎 『エセー』を読む』(講談社、2017年/第69回読売文学賞〔随筆・紀行賞〕)、主な訳編著に『プルースト全集』第12巻〜18巻(筑摩書房、1985年〜97年)、『プルースト評論選』全2冊(筑摩書房、2002年)、ロラン・バルト『批評と真実』(みすず書房、2006年)など。監修にフィリップ・ミシェル=チリエ『事典 プルースト博物館』(筑摩書房、2002年)。2021年7月10日、パリにて逝去。