#1 前歯3本折られても、心は折れない白川未奈35歳の現在地
#2 30歳でのプロレスデビューから5年。未勝利の若手への一言…

腹を括れていなかったグラビアアイドル時代

「こんなに腰くねくねするんだ」腹を括れず臨んだ撮影で泣いていたグラビアアイドル時代。プロレスラーの覚悟を見せられて人生が変わった白川未奈が語るプロレスの魅力とは_1
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――最近になって、心境の変化はありましたか?

とくに変わってないですね。自分がいくつか忘れてますね。数えてないです。それよりも大事なことがあるというか、そんなことを考えてるよりも必死だし、やりたいことがどんどん出てくるから、考えたことないかも。
何歳までにこれをやらなきゃとかとくになくて、いまやりたいことを叶えにいってるだけですね。

――グラドル時代、グラビア撮影で泣いたことがあるそうですが、なぜ?

DVDの撮影のときとかは、「こんなに腰くねくねするんだ……」みたいな(笑)。それまで普通に大学行って、会社員をやってとかだったから、人前で水着になるということが単純に恥ずかしかった。
腹を括れてなかったんでしょうね。それがわたしがグラビアアイドルで売れなかった理由だと思うんですけど。売れてる子は腹を括ってると思います、どのジャンルでも。

――どのジャンルでも、ですか。

はい、それがフワちゃんだなとすごく思ってて。彼女はいろいろバッシングを受けて、負けてしまったけど、あれだけいい試合をした。レスラー目線で見ると、受け身とか見ちゃうんですよ。あれはやっぱり練習しないと取れない受け身だし、打たれ強かったし、すごく長い練習期間とかじゃなかったのに。

それであれだけできるというのは、覚悟が人と違う。一流のタレントとしての覚悟。チャレンジした姿を見せなきゃいけない、この企画を成功させなきゃいけないという覚悟があるから、あの試合ができたんだなと思います。

――才能とかセンスよりも、覚悟でしょうか?

才能とかもあると思うんですけど、でも覚悟だと思います。だってあの受け身の取り方をしたら、もしかしたら首が折れるかもしれないくらい、結構ハードにやってたから。でもその受け身を取りにいったっていうのは、覚悟かなぁと思う。