プロレスの一番素敵な楽しみ方

「こんなに腰くねくねするんだ」腹を括れず臨んだ撮影で泣いていたグラビアアイドル時代。プロレスラーの覚悟を見せられて人生が変わった白川未奈が語るプロレスの魅力とは_4

――トップの人の苦悩もありますよね!

絶対あると思います。デビューしてからずっと目立って、プッシュされ続けた人にはその人なりの苦悩がある。いまだったら、天咲(光由)とか。

自分の人生を重ねられるレスラーが必ずいると思う。そのレスラーと出会って、そのレスラーを応援して、そのレスラーが夢を掴んだときに一緒に喜ぶのが、一番素敵なプロレスの楽しみ方なのかな。

――それでは、Twitterで募集した質問の中から。「声出しが解禁になったら、なんて呼ばれたいですか?」

前は「白川」だったんですけど、いまは「ちゃんみな」か「みな」なんですよね。でも、「ちゃんみな」って言いづらいですよね? ちゃーんみな、ちゃーんみな(笑)。「みな」が一番言いやすいのかな。

――「目指すプロレスラー像、女性像を教えてください」

「この人みたいになりたい」はないんだよな。白いベルトはほしいけど、それを巻いて「たむのようなチャンピオンになりたい」とかはなくて。絶対違う感じになると思うから。常にお客さんをワクワクさせられる、サプライズができるレスラーになりたいです。

あとは女性に憧れられる女性になりたいなあ。髪を切ったのも、「より強く見られたい」というのはあるかもしれない。強い女性に憧れるようになりました。

――「リングコールを始めたのはなぜですか?」

女子ではやってる人がいないから。あとはClub Venusって、他のトライアングルダービーのチームと雰囲気がたぶん見ているだけで違うと思うんですよね。だからその世界観をリングに上がった瞬間から作りたくて、じゃあもうリングコールからやっちゃおうみたいな。

――上手ですよね! 練習はしてるんですか?

あんまりしてないですけど、昔からPRIDEとかK-1とか観ていたので。イメージはPRIDEですかね。ドスが効いた感じ(笑)。
やってないことをやっていきたいんです。自分でリングコールするって、あんまりないじゃないですか。「え?それやるの?」っていうことを、これからもどんどんやっていこうかなって思ってます。