三谷幸喜さんから電話で
「松潤が出るの誰かから聞いた?」
――書籍『松村邦洋「鎌倉殿の13人」を語る』(プレジデント社)が大好評を博し、最新刊『松村邦洋 今度は「どうする家康」を語る』を発売された松村さん。前作の反響はいかがでしたか?
「本に書いていることが当たっているね」とよく言われました。例えば、「5月ごろに源義経が出番を終えるんじゃないか」と言っていたんですけど、これが当たりましたね。
あと、YouTube『松村邦洋のタメにならないチャンネル』で「次回作で徳川家康役をやる松本潤さんが『鎌倉殿の13人』でも出てくるんじゃないですかね」って適当なことを言っていたんです。そしたら三谷幸喜さんから電話があって、「昨日のYouTube見たんですけど、松潤が出るの誰かから聞いた?」って言われて。「え!? 本当に出るんですか?」ってびっくりしました(笑)。
――的中じゃないですか!
「いえ、誰からも聞いてません。適当に言ったんです」って言ったら、三谷さんが「それ当たってるんで、それだけはコメントを控えてほしい。ほかにも当たっているものがあるけど、それはいいから」って。
――ほかにも当てていたんですね。
「北条政子の演説原稿を大江広元が書く」というのも当たっていました。「もしかしたら演説の練習をしているかも?」と考えましたが、それはなかったですね。
――北条政子役の小池栄子さんが御家人たちの前で演説するシーンですね。まさにそうでした。松村さんのYouTubeを見た三谷さんから、ほかに何か言われましたか?
大河ドラマの本編はだいたい45分くらいなんですけど、僕は「ここがどうだ、あそこがどうだ」ってしゃべるから、いつも40分近い動画になっちゃうんです。だから、三谷さんに「毎回これだけ長くやるんですか? 本編より長くならないでね」って言われました(笑)。