『チェンジリング』(2008)Changeling 上映時間:2時間22分/アメリカ

1920年のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。突然、9歳の息子が姿を消してから5か月後。イリノイ州で保護された我が子をシングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)が駅に迎えにいくと、列車から降りてきたのは、息子とは違う少年だった……。クリント・イーストウッド監督作。アンジェリーナは、本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

アンジェリーナ・ジョリー

1975年6月4日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身。父は俳優のジョン・ヴォイト、母は女優のミシェリーヌ・ベルトラン。生後まもなく両親が離婚し、兄と共に母に引き取られた。10代からモデルとして活動し、1995年に『サイバーネット』で映画初主演。テレビ映画『ジーア/悲劇のスーパーモデル』(1998)で注目され、『17歳のカルテ』(1999)でアカデミー助演女優賞を受賞。『60セカンズ』(2000)『トゥームレイダー』(2001)などで世界的な人気を博した。『Mr.&Mrs.スミス』(2005)で共演したブラッド・ピットと3度目の結婚をしたものの、2016年に離婚を申請。養子3人、実子3人の6人の子供を持つ母。『ツーリスト』(2010)『マレフィセント』シリーズなど俳優として活躍するほか、近年は『最愛の大地』(2011)『白い帽子の女』(2015)『最初に父が殺された』(2017)などで、監督や脚本、プロデューサーを務めている。

語り/戸田奈津子 アートワーク/長場雄 文/松山梢