美容 2022.11.22

女性用、男性用で選ぶのはもう古い?! 自己表現を楽しむツールとしての「ジェンダーニュートラルコスメ」

男女の性差にとらわれない考え方「ジェンダーニュートラル」が美容・コスメ業界でも注目されている。株式会社ロフト商品本部健康雑貨部バイヤーの幅野博貴氏に「ジェンダーニュートラルコスメの特徴とは？」「注目されているコスメは？」などを取材した。

ジェンダーレス化はますます加速する

ジェンダーニュートラルコスメと謳っていなくても、女性用のブランドが男性モデルを起用したり、男性におすすめのカラーやメイク方法を記載したパンフレットを作ったり、など男女の垣根はどんどんなくなってきていると幅野さんは言う。

「女性用でも男性モデルを起用することで男性でも手に取りやすくする工夫がされていたり、売り場ではカップルで商品を試す方も多く、今まで女性しか見ていなかったブランドに男性も興味を持つようになっています。
一方でまだメイクすることに抵抗があるという男性はいらっしゃるので、そういった方はまずはスキンケアから入っていただき、その後メイクにも挑戦していただけたらと思います」

今後のジェンダーニュートラルコスメの展望をお聞きすると
「今後もますます進化していく分野だと思っています。アイシャドウなどのカラーメイクはまだあまり出ていないので、男性でも使いやすいブラウン・ベージュといった比較的気軽にお試しいただける色味のものをラインナップできたらと思っています。

台湾コスメブランドheme(ヒーミー)のブランド名は、he(彼)、me(私)が由来でジェンダーニュートラルを打ち出しています。こちらのアイシャドウは男性でも使いやすく、こういったカラーメイクアイテムを今後も紹介していきたいですね」と幅野さん。