今年で8回目の開催となるアイドルの祭典・@JAM EXPO。現在、お台場湾岸スタジオ近辺で開催されるTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)と並び、夏の2大アイドルフェスのひとつとなっている。
メインステージだけでなく、その通路や会議室にもステージが作られ、隣接しているライブハウスも使用し、横浜アリーナ全体を使って行うフェスだ。
それぞれのステージには、ブルーベリーステージ、パイナップルステージなど果物名が冠されており、その中でも横浜アリーナ・メインステージはストロベリーステージ、という名前が毎年つけられている。
そして現在では、“@JAM EXPOのストロベリーステージ”と言えば、出場アイドルの中でも選ばれたグループしか立つことができない特別なもの、アイドルたちの憧れのステージとなっているのだ。
まずは、まだストロベリーステージには立ったことはないけれども、「これは…注目せねばならない!!」と思った3組をご紹介する。
ステージがまるでひとつの作品のようなクロスノエシス
まず1組目は「ダークポップダンスアイドルユニット」を名乗るクロスノエシス。
現在のメンバーはAMEBA、FLAME、LAKE、RISA、MAIの5人。楽曲、歌唱とダンス、演出、すべてが一体となった独特のダークな世界観が魅力なグループだ。
ダークと言っても、美しさを兼ね備えているのがクロスノエシスの素晴らしいところ。表現を突き詰めて、突き詰めて、ストイックに研ぎ澄ましたその先には、洗練された美しさしかないのだということをステージで魅せてくれている。
正直、彼女たちひとりひとりより魅力的なアイドルは、日本にはそれこそ掃いて捨てるほどいるだろう。
だがしかし、彼女たちが一体となったステージ、5人が追い求めてきたパフォーマンス、クロスノエシスが作りあげる世界観は、他のアイドルグループにはない「作品」だと言いたい。