紫苑から受けた前向きな影響
――絶賛撮影中とのことですが、初恋の相手・長谷川颯真役の本田響矢さんとのエピソードがあれば教えてください。
長谷川くんはクールな役柄なので、どうやってお話すればいいか悩んでいたのですが、本田さん自身はすごく気さくな方だったので安心しましたし、ギャップを感じました。紫苑はタイムスリップしたときに、17歳の長谷川くんのピュアな部分をみてキュンとしたりするのですが、その気持ちがちょっぴりわかりましたね(笑)。
――親友・秋山美月役の水谷果穂さんは、どんな印象でしたか?
果穂ちゃんは、前から友達だったのかなと錯覚してしまうくらい、すごく話しやすくて優しくて助けられています。私は人見知りで、自分から話しかけるのが苦手なタイプなのですが、今回の撮影では「ちょっと頑張ってみよう」と思って、自分から話しかけてみました。そしたら、果穂ちゃんが受け入れてくれたというか、同じ目線に立ってお話してくれて、すごく助かりましたね。
――「自分から話しかけよう」と心掛けたのは、久間田さん演じる紫苑がタイムスリップ後に前向きに頑張っていくことに影響されたからでしょうか。
それもありますね。あとは、これまで何度か学園物の作品に関わってきた経験から(本田さんと水谷さんの)3人の仲がよい方が映像を通したときに、よりよい空気感が伝わるんじゃないかというのを感じていたのもあります。
だから、初めて一緒になった本読みの日の帰り道は「私が話を回さなきゃ……!」と思って駅に着くまでの10分間とにかく頑張りました(笑)。その日以来、休憩時間にもお話しをすることが増えて。今は本田さんがご飯屋さんに詳しいこともあり、オススメのお店を教え合っています。