本当に必要なのは、どんな団体?
PTA、あるいは保護者が集まる団体が存在する意味は、各々の団体で、各々の会員が考えることだろう。
だから押し付ける気はないのだが、それでもあえて筆者の考えをいえば、こういった団体のいいところは、保護者同士がつながれる部分だと思っている。
もちろん「そんなつながりは不要だ」という人もいる。それはそれでいいのだが、「そのつながりが楽しい」という人も実は意外と存在する。
人と人がつながることは、めんどうなことだ。気の合わない人、イヤな人がいて「こんなつながりは、ないほうがマシ」と思うこともある。だが運がよければ、気の合う知人や友人を得られることもある。「めんどうだけれど楽しい」という両立は、そう珍しいものではない。
代行サービスを使えば、その両方を手放すことになる。めんどうなこともなくなるが、楽しいこともなくなる。お金を払うだけだ。
だったらもうますます、無理に続ける意味はない。保護者と学校に必要なのはどんな団体か、ゼロから考え直してもらえたらありがたい。