「外見」より「中身」を変えたい女性が増えている!?

男性器は形態的にも凸型に突出しているため「一目瞭然」だという理屈はよくわかります。ならば、凹型の性器を有する女性は、一体どのような「リメイク」を希望するのでしょう?

「一つは『小陰唇縮小』です。いわゆる『ビラビラ』と呼ばれている部分を手術でカットしていきます。

カウンセリングのときに写真撮影をして、それをパソコンに取り込み、モニターで一緒に見るのですが、そのとき大半の女性が『はじめてみました!』とおっしゃいます。『こんなだったんですね……』と。

自分のモノですら知らないんですから、他人がどうなのかなんて知るはずもない。つまり比較対象がないため、『自分の性器=グロテスク→醜い』といった先入観が物心ついたころから脳にこびりついて、加齢と共に消えるどころかますます膨らんでいくわけです。

ここ5年くらいはVIO脱毛がとくに女性のあいだで定着しつつあり、『脱毛をして衝撃を受けた』というケースが冗談じゃなく、急増しています」

ただ、『veary clinic』は現在、女性器の「外見」だけではなく「中身」を変える施術にも力を入れていると、井上先生は言います。

「六本木という場所柄なのか、当院には著名な女性タレントさんやAV女優の方々も来院なされるのですが、大半を占めるのは一般の女性です。そして、そういうお客さまのあいだでは“外見”より“中身”――つまり『膣内を変えたい』という要望が増えてきています。

俗的な表現をすると「膣を名器にする施術」ですが、ニーズはすごくあります。『小陰唇(=ビラビラ)はそのままでいいから、中身だけを』というパターンも少なくありません。

外見を変えるオペは他のクリニックもわりとやっていますが、膣内を変える施術はまだあまりなくて、上手な先生も稀なので、当院の強みはむしろそこにあると思っています」