「基本的な感染対策をすれば、あとは以前同様のタイが戻ってきている感じですね」(水野さん)
コロナが過ぎ去り、もとのようにタイを楽しめるようになってきている、ということなのだろう。
『バンコク編』に続いて、『タイ編』は来年刊行の予定だ。タイ旅行を待ち望んでいる人も多いだろうが、水野さんはこんなアドバイスをくれた。
「コロナ前よりも、タイの物価も上がっているし、円安なので以前ほどは安くありません(笑) それに感染時の入院などもカバーできる保険には必ず入っておいたほうがいいでしょう。旅行者が戻ってはいますが、王宮や寺院などはまだまだ空いていて、いまがゆっくり観光できるチャンスだと思います」
秋の旅行シーズンから、『歩き方』発刊再開ラッシュの年末年始にかけて、海外に旅立つ日本人も増えそうだ。
取材・文/室橋裕和
衛生意識は日本人そっくり⁉ コロナ禍からの復活を期すバンコクの今を「地球の歩き方」編集室に聞く
コロナ禍を乗り越え、ようやく刊行が再開された人気ガイドブックシリーズ「地球の歩き方」。8月4日にまず『ハワイ編』『ニューヨーク編』が発売され、その後は続々と新刊登場の予定だ。日本人観光客の多いタイの首都『バンコク編』も、年末発売に向けて鋭意制作中。現地を取材した編集者に、バンコクの最新事情やコロナ対策を聞いた。
日本の中のアジアを旅する #10
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