スウェットパンツでオンライン入社式に(笑)。フジテレビ渡邊渚アナのコロナ禍入社奮闘記_2

コロナ禍入社で、改めて考えたこと

――入社後、同期の人ともなかなか会うことができなかったんですよね。

入社前に内定者研修では会って、あとはずっとリモート。でも、オンライン飲み会でコミュニケーションは取っていました。

――6月に再会したときは、どんな感じでした?

やっと会えたー!って嬉しかったのですが、「あ、ソーシャルディタンス!」ってササッと離れたり。オンライン研修の期間は美容院などにもあまり行けなくて、出社が決まって慌てて美容院に行ったりして(笑)。みんなビシッと整えて出社してきたのを見てようやく、社会人になった実感が沸いてきました。とはいえ、数人の班に分けての出社だったし、仕事が終わったらすぐに退社しなくてはならなかったので、プライベートな話をする機会もなく、寂しかったですね。

――コロナ禍前だったら、同期で飲み会をしたり、先輩がごはんを食べに連れて行ってくれたりするのが普通だったと思うんですが…

そうなんですよね。でも、私たちはその「普通」がわからないんです。マスクをして、ソーシャルディスタンスをとって、感染対策をしながら仕事をするのが、私たちの「普通」だから。でも、コロナ禍も3年目になって対策もわかってきたし、会社としてのガイドラインもできたので、その中でできる限りのことをしていこうと前向きにとらえています。

――マイナスばかりではない?

自分も含めて、自宅で過ごす時間が長いからテレビを見る機会も増えますよね。そんな中で改めて、テレビの存在意義を考えました。コロナの情報についても、伝え方はこれでいいのかな?と考えたり、バラエティ番組やドラマも、きっと以前とは立ち位置が少し違っているんじゃないのかな、とか。もちろんコロナ禍なんて無かったほうがいいに決まっているんですけど、自分にとって大切なことは何なのかを考える機会にはなったと思いますね。