仮面ライダーアギレラとして
――昨年9月の放送開始とほぼ同時に、アギレラ人気が沸騰しましたが、浅倉さん自身は、それをどう受け止めていましたか?
周りから『アギレラ様』が、SNSでトレンドに入っているよと教えてもらって。そのときは純粋に嬉しいと思いました。クリックすると、アギレラの説明のところに『仮面ライダーリバイス』で悪の女王を演じる…というワードが入っていて、「あぁ、これで少しは恩返しができたかなぁ」と少しだけホッとしました。
――すべて撮り終えた今、一番記憶に残っているセリフを教えてください。
う〜ん。難しい質問ですねぇ。あり過ぎてひとつには絞れないので、全部…ということにしておいてください(笑)。
――では、一番、印象に残っているシーンといえば?
それも…全部なんでけど(苦笑)でも2度続けて「全部です」とは言いたくないので…そうですねぇ…ひとつだけということでしたら、初めて仮面ライダーアギレラに変身したシーンです。
――悪の女王アギレラ様が仮面ライダーになるというのは、スタートする前から知っていたんですか?
いえ考えてもいなかったです。まさか!?でした。アギレラという役をいただけたことはもちろん嬉しかったんですけど、でも仮面ライダーといえばやっぱり変身ですから(笑)。始めに変身できると聞いたときは嘘だ!? とすぐには信じることができなくて(苦笑)。仮面ライダーアギレラのスーツを目にしたとき「あぁ、本当に私も変身できるんだ」と実感がわきました。
――最初に、変身したのは?
アプリサービス『東映特撮ファンクラブ(TTFC)』で配信している、スピンオフ『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』のときです。映像を見ると、はっきりわかるくらい緊張していて。何度見ても、笑っちゃいます(苦笑)。
――「変身!」という声も震えている?
さすがにそこまでではないですけど…結構、ガチガチでした。でもそのおかげで、テレビで放送していただいた変身シーンでは、だいぶ余裕ができて、仮面ライダーとして恥ずかしくない変身ポーズができたと思います。自分でそう思っているだけですが(笑)。
――変身することを最初に伝えたのは?
青森にいる両親です。2人ともすごく喜んでくれて。もしかすると、私以上に父の方が興奮していたかもです(笑)。
――浅倉さんにとっては、忘れられない作品になりそうですね。
女優として初めての作品ということもありますが、それ以上に本当に貴重な経験をたくさんさせていただいて、今は、全ての方に感謝しかありません。
――これからも、女優としてやっていける! という自信になった?
正直これでもう大丈夫!これからもやっていける!という自信はまだないですけど、自分が思っていた以上に女優という仕事は楽しいお仕事で。それが実感できたことでさらに好奇心が生まれたし、仕事にやりがいを見つけることができたというのは、私にとってはすごく…ものすごく大きなことでした。
それが自信にもつながっていくと思いますし、一歩一歩、大きな夢に向かって前を向いて進んでいけるような気がします。
取材・文/工藤晋 撮影/松木宏祐 スタイリスト/南拓子 ヘアメイク/円谷歩美
衣装協力/YUKI SHIMANE
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