「こんなに稼げるなんて…」増える四大卒タクシードライバーの本音_2

ドライバーは女性の方がいい!?

――1日20時間という勤務時間は、大変じゃないですか?

岡本 そう思いますよね。私も20時間勤務というのがどれだけ大変なのか、イメージすることすらできなかったんですけど…うわぁ、嫌だな〜とか思って。でも、途中で3時間の休憩も取れるし、わりとすぐに慣れてしまって。いまはそれが当たり前というか、フツーです(笑)。

中島 正直最初はキツかったですね。ただ、勤務した日の翌日は休みで、さらに有給とかもあるので、計算すると月の半分以上、18〜19日は休日ということで。もともと、運転は好きだったし、休みは多いし、頑張れば頑張っただけ稼げる…というのはやっぱり大きな魅力です。

――そんなに…稼げるんですか?

中島 先輩から、最低でもこれくらいは貰えるよ…と聞いていた金額があって。それでも十分に多いんですけど、実際に勤務を始めてからいただいた給料は、それよりはるかに多くて。思わず、“嘘だッ!?”と叫んじゃいました(笑)。

――とはいえ、やっぱり、大変な職業ですよね?

中島 一番苦労したのは、道です。地理試験で勉強したはずなのに、「お客さんに〇〇まで…」と言われた瞬間、地図が頭から吹き飛んでしまって。一瞬、勘でなんとかなるか!? と思いましたが、それで間違えたら最悪ですから、「新人なので、道を教えていただけますか?」と正直に、お客様にお話しして。

――それで、なんとかなる?

中島 中には、「プロのドライバーなのに道も知らないのかよ」と舌打ちされるお客様もいましたけど…。逆の立場になったら、僕もそう思ったかもしれないですし。それでも、腰を低くして、「僕に勉強させてください」とお願いすると、皆さん、最後は、しょうがないなという顔で、教えてくださいました。

岡本 そういう意味では、女性ドライバーの方が得をしていると思います。私はそんなに嫌な思いをした経験はないですから。

――どういうことですか?

岡本 女性ドライバーというだけで、皆さん、やさしく教えてくださるので。道を間違えてもそんなに怒られないですし、夜の時間帯は、女性のお客様から、「女性ドライバーでよかった」と言っていただけることもありますから。

中島 男のドライバーでよかったと言われたことは、一度もないですね。羨ましいというか、ずるいなぁって、思います(笑)。