死因が痔や天ぷらに、トラウマ⁉ 戦国武将たちの意外過ぎる最期
戦国武将に関する書物は数あれど、“死にざま”だけに焦点をあてた本というのもなかなかないだろう。有名、無名を問わず、戦国時代を駆け抜けた武将たちの生きざま、死にざまが凝縮された『マンガでわかる戦国武将のさいご図鑑』(マイナビ出版)から一部抜粋・再構成してお届けする。
こんな死に方あり⁉ 驚きの最期
榊原康勝 【死の原因】…痔
徳川四天王の息子であり、徳川家にとって重要なポジションにあった榊原康勝。死ぬ半年前、大阪冬の陣(1614年)に徳川方として参加し、味方の窮地を救うなどの活躍をしていた康勝だが、すでに彼の身体には異変は起きていた。
“尻が痛ぇ!!!”…。
そして大阪夏の陣(1615年)にも特に激戦となった天王寺・岡山の戦いにの参戦した康勝のお尻は限界を迎え、鞍に血だまりができるほどの大量出血。戦いには勝ったものの、終戦後約20日後、この世を去ることになってしまった。
毛利幸松丸 【死の原因】…生首を見たトラウマ
2歳にして毛利家を継いだ幸松丸。9歳の時参加した合戦で、兵たちの武功を確認するための大切な場・首実検(討ち取った敵方の首を大将に見せて討ち取った者の評価を決める)に当主として絶対参加だったため、毛利元就ら家臣によって嫌々参加させられた(※諸説あり)。いくつもの生首が運び込まれる首実検は刺激が強すぎたのかもしれない…。生首を見たショックは幸松丸にとって大きなトラウマとなり、それがきっかけでこの世を去った。幸松丸の死後、家督を相続した元就は中国地方の覇者となり、その名を天下に轟かせることになる。
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マンガでわかる 戦国武将のさいご図鑑
徳永 サトシ(著)、ミスター武士道(解説)
2022/2/28
¥1,540
160ページ
ISBN:978-4839978150
歴史解説系YouTuber「連載終了漫画家・徳永サトシ」が戦国武将たちの最期についてコミックで解説します。
織田信長、明智光秀、上杉謙信、真田信之、三法師、小早川秀秋、毛利幸松丸、清水宗治などなど、
あの武将たちの驚きの終焉をまとめてコミックで紹介!
さらに同じく人気歴史系YouTuberのミスター武士道(戦国BANASHI)氏が解説を担当。
有名、無名を問わず、戦国時代を駆け抜けた武将たちの生きざま、死にざまが凝縮された一冊になっています。