「電車の警笛がかなり長い間鳴っていた」

大惨事となりかねなかった事故直後の様子について、近隣の男性住民はこう振り返る。

「家にいて最初に異変に気づいたのは電車の警笛でした。連続してかなり長い間鳴らしていて、それで普段とは違うなって思ったんです。普段鳴らす事はあってもあんなに長く鳴らさないですから」

事故直後、警察官や救急隊がぞくぞくと集まってきた(近隣住民提供)
事故直後、警察官や救急隊がぞくぞくと集まってきた(近隣住民提供)

その直後、激しい衝突音が周囲に響いたという。

「ドーンッという音がして、すぐに電車と何かがぶつかった音だって思いました。それで踏切を見に行くと電車が停まっていて、線路際にリアガラスが割れて、左側のテールランプが破損している車がありました。ああ、この車とぶつかったんだなって……」

現場は騒然となり、間もなく緊急車両が集まってきた。

「そうこうしているうちにすぐにパトカーが来て、消防車も来ました。いや、本当びっくりしましたよ…」

現場近くで被害男性と遭遇した別の住民は、当時の様子をこう証言する。

「話し方自体はパニックになっているという感じではないのですが、私に『どうしたらいいですかね?』って尋ねてきました。それでどうしたらって110番した方がいいでしょって伝えたのですが、本人はパニックだったのかもしれません。

被害者の方自身はパッと見、ケガをしていたりとかそういったことはなかったですね。あとから踏切に閉じ込めて殺そうとしたって報道を見て(加藤容疑者は)とんでもないことするなって思いました…」