高市発言後の日中対立が続くなか、新たな出国規制

9月15日、中国で新たな出入国管理規定が発効した。

人工知能(AI)や半導体、レアアース(希土類)関連の先端企業、輸出規制の対象となる産業に携わる技術者が国外へ流出するのを防ぐ意図があるとみられ、「輸出管理規則に違反した者」や「国家の産業・技術安全を危険にさらす恐れがある者」は、出国を禁じられる可能性がある。

さらに、日本は渡航に警戒を要する「高リスク国」の一つとして名指しされているとの情報もある。米国や日本、豪州がレアアースの精製能力を自国内に整備しようとするなか、中国出身の熟練技術者を引き抜かれまいとする措置とみられている。

9月15日、中国で新たに発効する出入国管理規定は、習近平国家主席の焦りの表れとみる向きも
9月15日、中国で新たに発効する出入国管理規定は、習近平国家主席の焦りの表れとみる向きも

表面的には経済安全保障上の技術的施策だが、その背景には長い経緯がある。