CIAのトップが異例のモスクワ入り

ロシアの軍事力と経済に陰りが見えるなか、8月25日、米中央情報局(CIA)のトップがモスクワ入りした。CIA長官ジョン・ラトクリフである。

CIA長官ジョン・ラトクリフ
CIA長官ジョン・ラトクリフ
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彼が持ち込んだのは、極めて冷徹な情勢判断だった。ロシアの軍事・経済状況は今後さらに悪化しかねず、条件がさらに不利になる前に和平交渉に応じるべきだ―というメッセージだったという。

移動には巨大な軍用輸送機C-17が使われ、滞在時間はわずか8時間半。この訪問は事前に一切公表されておらず、秘密裏に行われるはずだった。

ところが、機体の飛行経路は民間の追跡サービスに捕捉され、米外交ナンバーを掲げた車列も目撃された。「秘密訪問」と呼ぶには、あまりにも露見した形となった。