白目は黒く、耳は尖っている
──まず、その目はどうしたんでしょうか……。
メジルシ髙倉(以下同) 「アイボールタトゥー」です。白目を覆う結膜の下に青や紫など複数の色素を重ねて入れ、白目全体を黒く見せています。ガト―・モレノ(※)という有名なアーティストに入れてもらいました。
※ガト―・モレノ……メキシコを拠点に活動した著名な身体改造アーティスト。皮下インプラントや舌の分割などを手がけ、世界各地のタトゥーコンベンションにも参加。2025年4月に死去。
──頭と頬骨にも何か入っていますね。
シリコンのインプラントです。頭には貝殻の形、頬骨にはV字を連ねた形のものが入っています。腕にも入れていて、大きなものだけでも7つほどあります。
──唇の下の黒い石は?
「ビッグ・ラブレット」です。唇の下を切開して穴を広げ、そこに黒曜石をはめ込んでいます。メキシコのアステカ文化にもみられる装飾をもとにした身体改造です。
──耳も尖っています。
「イヤーポインティング」です。耳をカットして縫い合わせ、尖らせました。
──顔のタトゥーもかなり印象的です。
体や頭までは“普通”だったんですけど、顔で全然変わりました。2025年11月にタイのタトゥーコンベンションで、ポルトガルのアーティスト・ゴルドレターズに入れてもらいました。
──独特な模様ですね。
平筆でフリーハンドで描いたものを上からなぞるんです。本当にキャンバスに描くように入れていきます。
頭頂部は京都のタトゥースタジオ「針三昧」の彫師・五打(GOTCH)さんによる「神社トライバル(神社仏閣の建築装飾から着想を得て生み出した独自のスタイル)」です。実家が神社ですから(笑)。













