一方、ネット上ではプライバシーを懸念する声も…

ウェアラブルカメラ導入にあたっては、すでに運用を始めていた鉄道各社の事例も参考にしたという。

「東日本旅客鉄道株式会社さんや西武鉄道株式会社さん、京浜急行電鉄株式会社さんが先行して導入されていましたので、担当部署間でヒアリングをさせていただき、運用方法などを参考にしました。

ウェアラブルカメラの導入は、カスタマーハラスメント対策だけではなく、通常時の駅構内巡回など、さまざまな場面で活用できるというメリットがあります」

ウェアラブルカメラ着用イメージ(写真/小田急電鉄提供)
ウェアラブルカメラ着用イメージ(写真/小田急電鉄提供)

SNSでは「カメラがあるだけで抑止力になる」「全国に広げるべき」と評価する声がある一方で、「常に撮影されるのは抵抗がある」「撮影データは誰が管理するのか」と、プライバシー面を懸念する声も上がっていた。

「プライバシーに対するご懸念はごもっともであり、当社としても意識して導入しました。なお、SNS上では、プライバシーへの配慮を求める声があることも認識していますが、ウェアラブルカメラは常時着用しているわけではありません。使用する場面は駅構内の巡回時やトラブル発生時など、あらかじめ定められた場面に限定しています。

また、録画中はカメラ本体の『録画中』という表示が点灯するため、お客さまへ録画していることをお伝えしながら着用する使用としています」