選挙戦で語られた/語られなかった、「高額療養費制度」問題 

畠山理仁氏(左)と西村章氏(右)
畠山理仁氏(左)と西村章氏(右)
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西村 今日ここにお越しの皆さんは、畠山さんのことはよくご存知だと思います。選挙取材の第一人者ですが、実は我々は非常に古い知り合いで……。

畠山 そうですね……20年?

西村 いや、20年じゃきかない。たぶん30年くらい。

畠山 そうですね。最初に会ったとき、まだ僕は大学生だったかもしれない。

西村 僕が病気になるずっと前、まだ高額療養費制度を利用していない時代ですよ。

畠山 そうですね。

西村 で、つい先ごろこの本(『高額療養費制度 ひろがる日本の〈健康格差〉』)が出たわけですが、2024年末に浮上した当初の〈見直し〉案は2025年の3月に一時凍結されて7月の参院選挙を経て12月末に新たな引き上げ金額が提示され、年が明けた今年2月に衆議院選挙があってその後に特別国会……と、この制度案は国政選挙に翻弄されてきました。畠山さんはSNSでも自己負担上限額引き上げに反対と投稿していたので、選挙取材という切り口からこの問題をどう見ていたのか是非訊ねてみたいと思っていたんですよ。