個人としてしっかりと伝えられる人でありたい

連続ドラマW-30『ドラフトキング -BORDER LINE-』でムロが演じるのは、毒舌ながらも並外れた“眼”を持つプロ野球球団「横浜ベイゴールズ」のスカウト・郷原眼力(ごうはら・オーラ)。2023年に放送・配信された前作では、郷原が全国に埋もれた様々な選手の人生に寄り添い、苦悩を分かち合う姿が大きな話題となった。

――原作のファンとお伺いしました。改めて『ドラフトキング』のどのようなところに魅力を感じますか。

ムロツヨシ(以下、同) 野球漫画やスポーツ漫画には数々の名作があると思います。その中でも、『ドラフトキング』は、ドラフトに視点を置いて選手、スカウトマン、元選手などの人生が描かれています。その視点は、海外を含めてもなかったのかなと。

野球でプロを志した全員がプロになれるわけではないですよね。影に見えるところにも光を当てるなど、野球の素晴らしさ、難しさ、残酷さも描いているところは、この『ドラフトキング』の魅力だと思います。

――今作でも、様々な野球人生を送る選手と、ムロさん演じる郷原との交流が描かれますね。

一度あきらめてしまったけれど再びプロを目指す人生、プロ生活にピリオドを打つ人生――前作とはまた違った選手の人生を描いています。

(視聴者の)年代によって感情や見方が変わると思いますし、お子さんがいる親御さんや夢を探している若い世代の皆さんに見ていただければ、何かのヒントになるような部分がたくさんあるドラマだと思います。

――演じる郷原の魅力は?

やはり自分の人生を野球に捧げているところですかね。もちろん自分が勤めている球団のためではあるのですが、野球界全体、そして1番には選手のことを考えている。

郷原は手段を選ばないところや口の悪さもある(笑)。それでも選手の夢や目的、目標を叶えるために、「君はこれが足りないんだよ」などとしっかり伝えられる。僕自身ができているということではなく、個人としてもそうありたいなと思います。

想いを伝えられる人でありたいと語ったムロツヨシ(撮影/廣瀬靖士)
想いを伝えられる人でありたいと語ったムロツヨシ(撮影/廣瀬靖士)
すべての画像を見る