バラエティ復帰を夢見た30代、“ネタ帳”を書き続けた執念
時代のセクシーシンボルだった大原さんだが、意外にも「芸能界でセクハラ的な嫌な目に遭ったり、しつこいお誘いなどは無かったなぁ~」と振り返る。
「お酒は大好きでしたのでよく飲みに行ってましたが、強引なお誘いなどはありませんでしたよ。
ただ、プライベートで渋谷を歩いていた時に、前から来た2人組の若者から『握手して下さい』って言われて握手をしたら、いきなり胸をわしづかみにされた怖い経験があります。
その時はびっくりしすぎて立ちすくんでしまったのですが、その2人は笑いながら走り去っていってしまいました……」
デビュー後のスタートダッシュは成功したものの途中からは苦難の連続だったという。
20代後半からは仕事が激減、30代はバラエティ復帰を夢見るも日の目はほとんど浴びなかった。
そして2024年に所属事務所が倒産してしまい、一度は「このまま芸能活動は終わりかも」とさえ考えたのだという。
「20代後半から30代にかけては、バラエティ番組に出たくても本人の気持ちは思い通りにならずあまり呼んでもらえることがなかったが、番組を見ながら“私だったらもっと面白いこと言えるのに〜!”と歯ぎしりしながら見ていました。
感覚が鈍らないように、こうきたらこう返すって言うネタ帳をコツコツ書きながらオファーを待っていた30代でしたね」
とはいえ、その期間、芸能界の仕事とは別にもう1つの夢を見つけた大原さんは、29歳で犬のファッションブランド『Otty(オッティ)』を立ち上げる。
「知人から『これからはワンちゃんの高級ブランドが流行るからデザイナーを探しているのだけど、かおりちゃん良かったらデザインしてみない?』とお誘いいただき、ブランドのお手伝い始めたのですが、その知人がスタートしてすぐやめる事になった。
悩んだ末に全ての在庫を買い取り、そこからは一人で頑張ることにしました。商品を買い取るために自分の貯金を崩さなければならず、芸能界でコツコツと貯めたお金を使って、なんとか事業を軌道に乗せました」
会社立ち上げ時はパソコンの電源の入れ方すらわからなかった大原さんだが、Illustratorなどのデザインソフトの使い方を必死に覚え、デザインから商品発送までほとんど全てを自ら行なうまでになった。
「30代から40代は仕事ばっかりやってたので婚期を逃しました!」と言う大原さんだが、今も結婚はあきらめていないと言う。
後編では5月に発売する写真集の気になる内容と、逃しまくった婚期と今後について聞いた。
取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班














