バス会社は長い付き合いでの“サービスの一環”だと主張
金子氏は、北越高側から「安いものを探してよ」と言われ、レンタカーにたどり着いたと説明。茂野社長は「会社として全面的に協力して引き受けるということではなく、あくまでご依頼があったのでお手伝いをしたという形です」と話し、今回学校から報酬は受ける約束はなく、長い付き合いでの“サービスの一環”だと主張した。
つまり蒲原鉄道は、運転技術や健康状態も不明な面識もない人間を、高校生を乗せて高速を走るバスの運転手として手配し、さらにはレンタカー会社との貸出契約に違反して借り出したバスをつけて提供したことになる。
その若山容疑者は大型一種免許は持つものの、客を運送して対価を得る場合に必要な二種免許は持っていなかった。もし報酬の約束があって運転していれば、道路運送法違反の「白バス(白ナンバーバス)」営業だった疑いが出てくると福島県警はみている。
若山容疑者に報酬が支払われるのかどうかについても茂野社長は、「確認もしていません」と話し、金子氏も学校から弁当代などの名目で「何らかの金銭」が支払われるのではないかと言うだけでほとんど当事者としての説明ができていない。
いっぽうの北越高は7日夜に開いた記者会見で、灰野正宏校長が“無償のサービス仲介”だったとの蒲原鉄道の主張を真っ向から否定した。
「男子ソフトテニス部顧問は4月上旬に蒲原鉄道の営業担当者に人数、発着時間、行き先などを伝えた上で貸切バスの手配を依頼し、いつも通り遠征が終了した後で全体の旅費に対して蒲原鉄道に後日代金を支払うこととしておりました。
業者側(蒲原鉄道)の会見で『北越高校がレンタカーの手配を依頼した』『北越高校で運転できる者がいないので運転手の依頼もあった』といった発言がなされておりますが、顧問によれば、全体の行程や人数などを伝えるという形でバスの手配をお願いしており、こうした発言はしていないということを確認しております」(灰野校長)
学校側から「安いものを求められた」との蒲原鉄道の金子氏の主張に対しても「実際はそういった話はございません」と断言。その理由を「私どもは当然、クオリティ(が維持された形)でバスの運行お願いをするという前提にありますので」と主張した。













