「21人全員を救助」→「2人が死亡」
雲ひとつなく晴れ渡る空に降り注ぐ暖かい日差し。ポストカードで見るような美しい沖縄の海で事故は起きた。
「第11管区海上保安本部(海保)が事故の第一報を発表したのは、16日午前11時20分すぎ。内容は、その日の午前10時12分ごろ、名護市辺野古沖で船2隻が転覆。船艇・航空機で海難救助対応にあたっている、というものでした」(地元メディア関係者)
海保の発表によると、事故に遭ったのは、「平和丸」(5トン未満)と「不屈」(1.9トン)の2隻。名護市辺野古の辺野古崎から東南東約1.5キロの沖合で転覆し、乗船していた同志社国際高2年生18人と乗組員3人の計21人が海に投げ出された。同保安本部は事故を覚知してすぐに「転覆海難対策本部」を設置し、海難救助対応にあたったという。
「海保側が出した正午前の情報では『21人全員を救助』と伝えられていましたが、約30分後には『負傷者4人のうち2人は意識不明』と追加情報が入って最悪の事態を覚悟しました。船長の男性が正午前に、女子生徒が午後12時30分ごろにそれぞれ死亡が確認されたことが明らかになったのは午後1時すぎのことでした」(同)
事故にあった2隻は辺野古新基地建設工事の海上での抗議活動のために地元団体が所有していたものだった。そのため、情報が錯綜する中で一部メディアが船を「抗議船」として伝えたこともあり、大手ポータルサイトのコメント欄にはデマや誤解に基づく投稿も相次いだ。
「過激な抗議の現場に生徒を巻き込む形となっていたのでは」
「学生は行き過ぎた抗議活動の被害者と言って過言ではない」
抗議活動を展開していた市民団体や学校側の責任を問う、こうした声が相次いで上がったのだ。













