“じゃれあい”のはずが…4人グループで始まったいじめ

「小学校最後の貴重な時間が、いじめのせいで失われてしまった」

現在、高校2年生のA子さんは、当時の心境をそう振り返る。

埼玉県白岡市内の児童数100名ほどの小学校に通っていたA子さんは、スポーツが好きな明るい性格で、友だちに囲まれた楽しい生活を送っており、そんな日々が卒業まで続くと信じていた。

しかし2021年、小学6年生に進級したA子さんを待ち受けていたのは、想像とは異なる生活だった。

「小4の時にクラスメイトだった4人が自然に集まって、グループになりました。私とB子に、男子2人の男女4人グループ。

最初の頃は放課後に毎日4人で遊びに行って楽しかったのですが、段々と私に対するみんなの口調が強くなってきて……。

周りからはじゃれあいに見えたかもしれないけど、強く押すとか、叩くとか、暴力系のこともされるようになりました」

A子さん(撮影/集英社オンライン)
A子さん(撮影/集英社オンライン)
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違和感を積もらせながらも、グループの輪を乱したくない一心で、友人からのそんな扱いに耐えていたというA子さん。

だが、卒業を間近に控えた小6の2月、A子さんが孤立するきっかけとなる出来事が起こる。

B子からの「ウソ告白」の強要だ。

「いわゆる、好きじゃない人に告白するドッキリみたいな感じです。当時、学校で流行っているのを見て、B子は私にグループの一人の男の子に対して『ウソ告しろよ』と。

本当は嫌だったけど、B子はそれまでもよく私に『こうしろ』と指示してくることがあって、私が断るとキレたり、不機嫌になったりことがあって断れなかった。

相手の男子に申し訳ない気持ちはあったけれど、昔から一緒にふざけあっていた仲だし……という思いもあって、仕方なく言われたとおりにしたんです」

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
写真はイメージです(写真/PhotoAC)

これに、相手の男子は激怒。A子さんが謝っても怒りは収まらず、もう一人の男子も「グループの関係を壊した」とA子さんを責めた。

だが、「ウソ告」を強要したB子は彼らをなだめるどころか、「私は悪くない。関係ない」としらを切り、男子2人の肩を持ったという。