母に打ち明けたいじめと重大事態認定

それでも、無事に卒業したい、家族に心配をかけたくないという思いで、学校に通い続けたA子さん。

だが、3月のある日、唯一、隣の席に座ってくれていた男子までもがA子さんと一切話さなくなったことで、ついに心が折れてしまったという。

「ああ、もう誰もいないんだって思って。とにかくここにいたくない、学校にはもう来ないと心に決めて、学校を早退しました」

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
写真はイメージです(写真/PhotoAC)

自宅に帰ったA子さんは、母親に学校で置かれた自身の状況を涙ながらに告白した。

その時の様子をA子さんの母親が語る。

「娘の友人とは家族ぐるみのつき合いで本当に仲がいいと思っていたので、『実はいじめられてる』と聞いて本当に驚きました。

金銭まで要求されたと聞き、これはいじめ重大事態にあたるのではと思い、すぐに学校に連絡しました」

学校側は母親からの連絡を受け、すぐに加害児童への個別の聞き取りを開始。

さらに母親が要求したクラスメイトへのアンケートから、いじめの実態を裏付ける証言が複数寄せられたこともあり、A子さんの事案は同月中に「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認める」とするいじめ重大事態に認定された。

後編に続く

白岡市役所(写真/PhotoAC)
白岡市役所(写真/PhotoAC)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班