机は踏まれ、筆箱はゴミ箱へ…広がっていったいじめ
同時期にB子との間に起こった「金銭トラブル」も、A子さんを追い詰めた。
「3人は放課後にファストフードとか、スーパーに行って買い食いするのが好きだったんですが、私はお財布を持って行っていなかったので、普通に3人が買って食べるのを見ているだけでした。
でも、ある時から『食べきれないから食べて』と言われるようになったので、ちょっと分けてもらうことが続いたんです」
3人がA子さんへお菓子などを分けることを嫌がる素振りはなかったが、A子さんは、家に遊びに行くときにお菓子を持って行くなど、もらいっぱなしにならないように気をつけていたという。
「それなのにウソ告白の後、急にB子から『今までおごった分を返せ』と言われてしまって。『いくら?』と聞くと、『1万円』と。
そこまでおごってもらった記憶はなかったのですが、『お前にそんなこと言う権利ないから返せ』と。
貯めていたお小遣いを持ってB子の家まで行ったのですが、LINEで『会いたくないからポストに入れといて』と言われてしまい、顔を合わせることなく、お金を渡しました」
「ウソ告白」に「金銭トラブル」が重なり、A子さんはますます孤立。4人でやり取りしていたLINEのグループからは外され、教室では無視されるようになっていったという。
「卒業間近の時期で自由な席順で座っていいことになっていたので、それまでは4人集まって机を並べていたんですが、ある日、学校に行くと他の3人は別の席に移っていました。
私の机が、教室の後ろの棚にあげられていることや、土足で踏まれたこともありました」
さらにこうしたいじめ行為は、他のクラスメイトにも伝播していった。
「グループの3人だけじゃなく、他の仲のよかったクラスメイトも一緒になって私の筆箱を蹴って、サッカーをしていました。最終的に、その筆箱は男子トイレのゴミ箱に捨てられました」
中でもA子さんを苦しめたのは、3人がクラスメイトに触れ回った悪評や悪口だった。
「共通の友達からLINEを見せてもらうと、『死ね』や『キモい』など、大量に私の悪口が書かれていました。
学校では、わざと私に聞こえるように私の悪口を言っているのが、耳に入ってきました。ウソ告白のことを持ち出して、『男たらし』『キモい』『早く縁切りたいわ』みたいな。
『死ね』『死んだほうがいい』という言葉が聞こえてくることもありました。グループだけでなく、教室でもどんどん仲間外れにされていく感覚で、毎日もうここにいたくないと思う日々でした」













