挑戦する人を後押しするメッセージ

「Just Do It.」には、「やってみよう」「完璧じゃなくていいから、とにかく行動してみよう」「小さな勇気を持ち、一歩を踏み出してみよう」など、挑戦しようとする人の背中を押す意味がこめられています。人の挑戦を応援して支えていくブランドが、ナイキになるわけです。

だから、スポーツの場面はもちろん、勉強や仕事など、私たちの日常生活のさまざまな場面でもサポートしてくれるブランドになっているのです。

ナイキという大きなブランドの中には、いろいろな小さなブランドがあります。「バスケットボールの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダン選手の名を冠したブランド「エア・ジョーダン」は、ナイキを代表するブランドですね。

エアジョーダン 写真/Shutterstock
エアジョーダン 写真/Shutterstock
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また、アメリカの大統領が乗る飛行機の呼び名に由来している「エア・フォース1」は、ナイキの歴史上1番売れているスニーカーのブランドです。こうしたさまざまな小さなブランドから、具体的な商品がつくられています。

文/永井竜之介

マーケティング用語と解説

【パーパス】
会社や商品・サービスが「何のためにあるか」や「何を目指しているか」など、ビジネスの存在意義・目標・志を意味します。このパーパスをもとに、ブランドはつくられます。

【ブランド機能】
ブランドには、商品・サービスをつくったのは誰かを明らかにし、優れたものであると保証し、魅力を発信する、といった機能があります。

【親ブランド/子ブランド】
会社全体や複数のカテゴリーにまたがるような大きなブランドを「親ブランド」と呼び、その一部として、限定された商品・サービスを展開する小さなブランドを「子ブランド」と呼びます。子ブランドは、親ブランドの知名度や信頼を活かしながら、ターゲットに合わせた商品・サービスをつくって届けます。

人の“行動”と“心理”が見えてくる 13歳からのマーケティング
永井 竜之介
人の“行動”と“心理”が見えてくる 13歳からのマーケティング
2026/1/26
1,650円(税込)
236ページ
978-4868380306

「つい買っちゃうってどういうこと?」
「スマホを見ていると、どうしてこんなに広告が流れてくるの?」

みんなが商品を買ってしまう行動、逆に商品を買わせる戦略、そしてそれらを含めた大きなビジネスの仕組み=“マーケティング”をやさしく、わかりやく、イラストと事例を交えて紹介しているのが本書です。
「どうしてポケモンは親子でハマるのか?」「考察で盛り上がり視聴率や売り上げが伸びるドラマやマンガの仕掛け」「安さよりも楽しさでお金を使う心理」など、言われてみると気になる人や世の中のカラクリが見えてきます。
子どもも大人も知っておきたい、ビジネスにも使えるお金・欲求・面白さにまつわる人の行動と心理の話が満載です。

【目次】
第1章 マーケティングってなんだろう?
第2章 ビジネスの種をつくろう
第3章 商品を売るために何をする?
第4章 商品はどうやって広める?
第5章 ブランドはどうして大事なの?
第6章 人の「つい買っちゃう」心理を知ろう

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