虚偽陳述は罰が重く、3か月以上5年以下の拘禁刑
疑惑勃発後、市議会が設けた百条委は田久保氏が周囲に見せて回った卒業証書とされるものの提出や委員会への出頭を要求。田久保氏は証拠の提出を拒み出頭も一度は拒否したが、結局8月に委員会で尋問を受けている。
その場で田久保氏は「(疑惑が持ち上がった後の6月28日に)初めて私は(大学)除籍である、つまりは卒業していないという事実を知った」と陳述。
さらに疑惑が持ち上がった直後、市議会の正副議長に卒業したと主張しながら卒業証書とされるものをチラ見せしたと言われたことに「チラ見せといった事実はありません、約19.2秒ほど見ていただいた」とも主張している。
だが市関係者は「百条委は東洋大学から田久保氏の成績資料の提出を受けています。その内容は『こんなに成績が悪いのに卒業できたと思えるわけがない』と判断するほどひどいものでした」と証言。
また「19.2秒」も、見せられた正副議長が残していた録音記録から、卒業証書を見せろというやり取り全体の時間だったと百条委は判断した。
「この2つの虚偽陳述をしたことや一部の証言拒否、それに出頭を一度拒んだことと卒業証書と称する証拠の提出を拒んだことが地自法100条違反に当たるとして市議会が告発しました。
数ある告発の中でも市議会という一番カタいところの訴えだけに捜査着手のハードルが低く、県警と地検はこの捜査を優先したようです。起訴されて有罪になれば虚偽陳述は罰が重く、3か月以上5年以下の拘禁刑と定められています」(地元記者)
田久保氏はこれまで、疑惑が出た後に大学で除籍されていたことを確認するまでは「卒業したと思っていた」との趣旨の説明をし、警察の事情聴取でも学歴詐称にまつわる犯罪は「成⽴を否認する」と主張してきた。
だが、百条委に伝えられた在学中の“成績”が、その言い分は通らないことを立証できると地検は判断したもようだ。
「地元メディアが、当時卒業に必要な132単位のうち田久保氏は68単位しかとっていなかったと2月下旬に報じました。卒業したと勘違いできるはずがありません」(市議)













