コーエーは1割の増収を達成することができるか?
「ぽこ あ ポケモン」のヒットにより、コーエーテクモホールディングスの株価は3月11日に年初来高値を更新した。市場の注目度は高く、業績への影響も大きそうだ。
コーエーの2024年度の売上高は831億円で、2%程度減収だった。会社が計画していた900億円には届かずに着地している。
2025年度の売上高は前年度比で1割増の920億円を計画している。一方、2025年4月~2025年12月までの売上高は517億円であり、進捗率は6割にも達していない。
コーエーは2025年10月に「NINJA GAIDEN 4」をリリースした。このゲームは1988年に「忍者龍剣伝」として発売されて以来、根強い人気に支えられてシリーズの累計出荷本数が750万を突破している。新作のリリースはファンが待ち望んでいた。
しかし、コーエーは2025年4月~12月が減収である。
そうした中で、「ぽこ あ ポケモン」の220万本突破という景気のいいニュースが入ってきたわけだ。
自社のオリジナルタイトルのゲーム開発は、巨額の予算が必要で、ヒットさせる難易度も劇的に上がっている。ポケモンのように強力なIPを持つ会社との協業タイトルの開発に力を入れる会社が多くなっているが、タッグを組むにも実績が必要だ。コーエーが他社との協業で、人気のサンドボックスゲームで2つ目のヒット作を出した意味合いは大きいだろう。
精鋭部隊であるオメガフォースの面目躍如といったところだ。
取材・文/不破聡













