〈命〉と題した卒業文集の作文を…
最近では福島県郡山市立中学校3年生の女子生徒が卒業文集の作文にいじめ被害について記し、校長から書き直しを求められたことが報道され、大きな社会問題となっている。これを受けて3月10日、松本洋平文部科学相は断定的な評価を控えるとしながらも『いじめの対応では被害者に寄り添った対応を行うことが基本だ』と語った。
この問題については保護者が抗議したことで作文はそのまま掲載されている。
ナナミさんも同様に小学校の卒業文集での作文を提出する際、書き直しを求められたり、修正案を出されたりしていた
卒業文集に掲載された、ナナミさんが書いた〈命〉と題した作文を抜粋する。
〈以前、いじめが理由で亡くなった子のニュースを見た。私は「なぜ命を絶つのだろう。なぜ親や先生に相談しないのだろう。命がもったいない。」と思った。その時の私は、亡くなった子の本当の苦しみが理解できていなかったのだ。(中略)今はいじめが理由で命を絶つ子の本当の苦しみが理解できる。私も毎日のように考えたからだ。〉
作文にはナナミさんの強い思いが表れていた。当時の作文が掲載に至るまでどのような経緯があったのか。ナナミさんの母親が語る。
「ナナミからすると、いじめが始まってからの5年生からの2年間が大きすぎて、小学校での思い出というとその2年間がすべてだったのだと思います。だから卒業文集を書くならこの内容でしか書けないということを学校側にも担任にも事前に伝えていました」













