2期目を目指した選挙…10万6487票を獲得し大差で再選
東京都出身の岸本区長は大学卒業後、国際NGOに就職。2001年から欧州で暮らし、別の公共政策を扱うシンクタンクNGOの一員として活動してきた。自身のプロフィールでは当時の仕事について、
〈水道など公共サービスの民営化がもたらした課題に対し、住民の手に「公共」を取り戻す運動を支援し、政策提言やネットワークづくりに取り組んできた〉
と説明している。
2022年6月の前回区長選に市民団体の要請を受けて無所属で出馬し、4選を目指した現職を187票差で抑え当選。政党では立憲民主党や共産党、れいわ新選組などが支援してきた。
2期目を目指した今回の選挙では自民党が全面支援した大和田伸前区議(45)や4年前に敗れた田中良前区長(65)ら4人が出馬。区民との対話を重ねる政治が大事だと強調する岸本氏は「決断しない政治のごまかしだ」との批判への反論を続ける戦いになった。
「選挙戦最終盤にダブル台風が関東に近づき、岸本氏は防災対策を優先するとして一時選挙活動を中断しました。それでもふたを開けると投票率は前回比で5ポイント強増えて
42.54%となり、岸本氏は得票率で52.7%となる10万6487票を取りました。予想よりも大差をつけた圧勝で、岸本区政が一定の評価を得ていることがはっきりしました。
いっぽう、SNSや遊説現場では支持者による相手陣営への批判が飛び交い、荒れ模様になりました。大和田氏の出陣式には自民党政治を揶揄するプラカードを持って抗議する人が現れ、選挙後には自民党区議が『区長選挙の結果を見ると、区民の人を見る能力のなさに失望しました』とSNSにポストして批判を浴び、削除する騒ぎも起きました」(社会部記者)













