「この先も子どもたちとずっと関わり続けていきたい」

――ご卒業後はどんなことをやっていきたいですか?

子どもと関わるお仕事が、今一番やりたいことです。そこを軸に、他にもいろいろなことにチャレンジしてみたいと思っています。

やったことのないことでも、もしかしたら自分が思いがけずすごく楽しいと感じられる出会いがあるかもしれません。自分が子どもたちに届けられるものを、これからも探し続けていきたいですね。

――子どもと関わるお仕事をされたいというのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

2024年から番組の収録で幼稚園や保育園、こども園に行かせていただく機会があったのですが、それがすごく楽しくて刺激的で、心に残るお仕事でした。

「この先も子どもたちとずっと関わり続けていきたい」と思えたきっかけになりました。

3月で番組卒業を発表した「おかあさんといっしょ」の杏月お姉さん(写真/NHK提供)
3月で番組卒業を発表した「おかあさんといっしょ」の杏月お姉さん(写真/NHK提供)

――今の子どもたちを目の前にして、どんなふうに感じられましたか?

少し言い方が難しいのですが、育つ環境によってこんなにも個性豊かになるのかと驚きました。

たとえばJAXA(宇宙航空研究開発機構)にロケに行かせていただいた時は、お父さんが宇宙飛行士さんとか、おうちの方がJAXAで働かれているとか、宇宙についての知識が豊富な子どもたちばかりで。

また、別のこども園に行った時は、山登りとか、自然と触れ合うことを大切にされているところだったのですが、子どもたちの生き物や植物に関する知識がすごくて。

「あのカエルは毒があるからさわっちゃダメ」「これは○○っていう草でね」とか、「これはこういう虫なんだよ」とか、いろいろなことを教えてくれました。

女の子も男の子も、大きい子も小さい子も関係なく、虫を捕まえたり、山にも果敢に登っていったり。

私にはできないことや私の知らない知識が、この子たちの小さな体にいっぱい詰まっているんだと思ったら、人として尊敬できるなと思って。

私自身、子どもの頃の記憶があまりないのですが、今の子どもたちはすごく個性があっていいなぁって思います。

――今はインターネットも含めて情報量の多い環境ですし、子どもたちの知識も豊富ですよね。

そうですね。だから、自分が好きな道にみんながそれぞれ進んでいけたらいいなと思います。

自分はこれが好きだとか、私はこれが楽しいって思えるんだとか、そういうポジティブな気持ちを子どもたちに届けられるようなことがこれからもしてみたいです。