「なんであんなことするんやろ」モヤモヤが生まれる瞬間

——エッセイには、普段感じているモヤモヤや違和感を扱ったエピソードも多いですよね。幼少期から、そうした部分に敏感だったんですか?

そうだとは思うんですけど、お笑い芸人として仕事をさせてもらうようになってから、より目につくようになりましたね。「なんかあの人、変やったな」「なんであんなことすんねやろ」みたいな。

もしかしたら、どこかに「ネタにできるかもな」という気持ちがあるのかもしれないし、単純にイラッとするだけのときもありますけど(笑)。

——最近は何かありましたか?

エッセイにも書いたんですが、よく行くサウナがあるんですよ。この間も入っていたら、途中でネックレスを二連で巻いた、50代後半くらいの人が入ってきて。

たまに見かける人なんですけど、普段はしていないのにその日は二連のネックレスで。まず「二連やな」と。

「サウナで二連ネックレスの人に注意されて…」ダイアン・ユースケが明かす日常の違和感の正体と「これからのダイアン」_3

——(笑)。

で、その人が出ていくとき、サウナの扉をちゃんと閉めなかったんですよ。ちょっと隙間があって、「ドア空いてるやん」と思って……。

そのあと僕もサウナを出て洗い場で体を洗ったんですけど、いつも泡を流すとき椅子に座るのが嫌で、立ってシャワーを浴びるんですね。

そしたらついたて越しに隣の人から注意されて。「かかってるよ。座ってやらないと」って。

よく見たら、その人、さっきの二連ネックレスの人やったんですよ。

いつもやったらすぐ「すいません」って言いますけど、「いや、お前さっきドア閉めてなかったやんけ」って思ってしまって。だから、すぐには言えなくて。最後は謝りましたけど、ちょっと引っかかりましたね。

「サウナで二連ネックレスの人に注意されて…」ダイアン・ユースケが明かす日常の違和感の正体と「これからのダイアン」_4

——まずネックレスに目がいっているあたりが、ユースケさんらしいです。

裸なんで、めっちゃ気になるんですよ。時計とかブレスレットをしている人もいますけど、それも気になる。「なんで取らへんの?」って。

——細かいところまで目がいってしまうんですね。毎日かなり疲れそうです(笑)。

たとえば水風呂で潜っていた人のことも、ちゃんと覚えているんですよ。同じタイミングで水風呂に行って、また潜っていたら気になっちゃうので絶対ズラして行くようにしているんですけど「なんでこっちがそんな気を遣わなあかんねん」と。

細かいところが気にならなくなれば、もっと楽やろうな、とも思うんですけどね。